結果、詰め物をしたパッケージ総数の6割以上を使用したため、壁2面分を埋めるには少し補充が必要だとわかった。
次に、どのように並べるかの議論となった。
「メーカー別に分けて並べれば、同じシリーズならサイズも同じなので整然と並べられるのではないか」
「いやいや、メニューごとに並べたほうが、何をどのくらい食べたかパッと見てわかりやすいのでは」
「そんな分類するの面倒くさいから、適当に並べりゃいいじゃーん」
様々なアイディアが飛び交ったが、すでに袋詰め作業で疲れが見え始めていた一行の思惑は、やがて「適当案」に流れていった。
この流れはまずい。
今まで押し黙っていた編集長は満を持し、自分が一番やりたいことを全員に伝えた。