6年の歳月を経て、茹で立て麺のような食感や風味を実現した「日清本麺」。麺の香り、コシ、味のどれを取ってもこだわりを貫いた、日清冷凍食品の自信作である。麺の風味を閉じ込めたまま加熱するレンジ調理は、簡便ながらも同社の技術の結晶を余すところなく味わうための最適な手段。麺のプロフェッショナルが本気の本麺（マジのマジ）で挑んだ冷凍麺を前に、こちらも割り箸を割る手におのずと力が入った。
今回実食したのは背脂がたゆたう「こくうま醤油ラーメン」と、香り爽やかな新発売の「ゆず塩ラーメン」。すでに半年前に実食済みの「濃厚味噌ラーメン」も含め、スープに合わせた麺をセレクトしているところが心憎い。

女優の鈴木京香さんが出演しているCMもシズル感に溢れていて、見ているだけで啜りたくなる。でも見ているだけでは啜れない。このジレンマを味わいたい人は、YouTubeで公開されているCMをご覧あれ。麺の本気を味わいたい人は、今すぐスーパーへ足をお運びあれ。

（執筆者：編集長）