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毎日、冷凍食品を食べ続けてわかったこと
こんにちは、冷食ファンのための冷凍食品に特化したWebメディア「FAN FUN FROZEN」編集長です。
 
私が自主的に「毎日(平日の)ランチは冷凍食品」を掲げてから1年、2年と経過し、まもなく3年になろうとしています。そこで少しでも皆さまの参考になればと、冷凍食品を活用する生活を通して、冷凍食品の魅力やメリット、デメリットとその解消法、冷凍食品生活を通して生じた変化まで、改めてご紹介させていただきます。
 
※この記事は2019年5月8日に公開したものを大幅に加筆修正したものです。
【目次】毎日冷凍食品を食べ続けてわかったこと
冷凍食品の魅力とメリット
バラエティに富んだ冷凍食品のイメージ
バラエティに富んでいて、飽きがこない
 
2017年までの私のランチと言えば、会社でまとめて注文している仕出し弁当でした。お弁当のおかずは日替わりなのですが、ずっと食べ続けていると同じ献立の使い回しであることに飽きが来ました。そんな折に「FAN FUN FROZEN」立ち上げの話を聞き、仕出し弁当に飽きていたという理由もあって、冷凍食品生活はスタートしました。
 
今まで冷凍食品を活用してこなかった(と言うより興味もなかった)私は、冷食ランチ生活を始めるにあたり、まずは自分の好きなチャーハンから攻めてみることにしました。
 
ニチレイフーズさんの「本格炒め炒飯®」、味の素冷凍食品さんの「ザ☆®チャーハン」、マルハニチロさんの「あおり炒めの焼豚炒飯」の有名どころから、今まで知らなかったメーカーさんの商品まで一通り試した後は、ピラフやチキンライス、オムライス、ドライカレー、和食では赤飯や炊き込みご飯など、とにかく冷凍米飯をひたすら食べていきました。
 
40種類くらいのライス系冷凍食品を試したのを区切りとして、スパゲティやラーメン、うどん、焼きそばといった麺類や、お好み焼き、ピザ、中華まんなど、主食となりうる冷凍食品を買い求めていくのであります。
 
 
さらには白飯(レンジでチンするレトルト食品)を別に用意して、ハンバーグや唐揚げ、餃子といった夕食のメインのおかずとなる冷凍食品にも手をつけ始めました。ひと口サイズのコロッケなどお弁当向けの冷凍食品を3〜4種類、組み合わせて食べるようになると、もはや危惧していたマンネリ化どころではなく、食べても食べても先の見えない、冷凍食品という名の大海原に漂っている錯覚すら覚えるのです。
 
各メーカーの商品ラインナップを眺めると、自分の買った冷凍食品なぞ氷山の一角ということがわかり、ファンとして名乗るにはまだまだ貢献度が足りないと忸怩たる思いがしています。
 
これに各スーパーが自社(もしくは系列)ブランドとして販売しているプライベートブランド(以下、PB)系、セブンイレブンやローソンなどのコンビニPB系、コストコや業務スーパーなどのコスパ系、フランス発祥のピカールに代表される高級系、2018年に話題をさらった無印良品のような新規参入系などの冷凍食品が加わると、もう一人の庶民が制覇するなぞ思い上がりもはなはだしい世界でした。
 
電子レンジで温める(解凍する)
短時間で出来立てが味わえる
 
調理に時間をかけずに美味しさも両立できるのが冷凍食品。時短だけで見ればお湯を注げば食べられるカップラーメンには敵いませんが、調理仕立ての食品を急速冷凍させた冷凍食品には、まるで出来立ての料理が食べられるところに魅力を感じます。もっとも私の場合、写真映えを気にして、トレー入りの冷凍食品をわざわざ器に盛り付けたり、撮影にこだわったりして料理が冷めてしまうこともしばしばですが(笑)
 
料理な苦手な人でも、材料がすでに下ごしらえ済みで、解凍や加熱の工程のみやれば済む冷凍食品は便利そのものです。近年の主流である電子レンジ調理なら、パッケージの説明通りに手順を踏めば大きな失敗はないでしょう。
 
料理人(シェフ)の盛り付け
価格は外食と比較すれば安い
 
かつてはチラシの目玉として「冷凍食品半額」というイメージが定着していた時期がありましたが、最近では毎日お得な「Everyday Low Price」のスーパーがずいぶんと多くなりました。すべての冷凍食品がお買い得というわけではないので、定価で買うと損な気もしないではないですが、それでも外食に比べれば昼食代は抑えられるので、薄給サラリーマンの少ないお小遣いでもやっていけています(笑)
 
外食と言えば、四川飯店の陳健一氏が共同開発している日本ハム冷凍食品さんの「中華の鉄人®」シリーズや、赤坂璃宮の譚彦彬氏が監修を務めているマルハニチロさんの「炒飯の極み」等の冷凍チャーハン、一流のオーナーシェフや行列のできるラーメン店の店長が携わる冷凍食品もいくつか見受けられます。お店に行かずとも並ばなくとも、その道の達人の味が食べられるのは、お手軽かつリーズナブルであり、なんとも魅力的です。
 
冷凍食品のデメリットと解消法
冷凍食品の解凍時間を気にする男性
解凍に時間を取られる
 
ランチとして食べるのは、職場の電子レンジで解凍ができる冷凍食品が中心となります。仕出し弁当を頼んでいた時期は、常温なのでせいぜい1分も温めれば良かったけれど、冷凍食品の解凍にはやはり時間がかかるものです。
 
例えば冷凍チャーハンの1袋の半分を温めるにも、容量や商品によって異なりますがだいたい4〜5分はかかります。その間、2台あるうちの電子レンジの片方を占拠してしまうので、昼休み開始直後の混雑時はレンジの使用を控えざるを得ません。
 
 
とは言え外食だって、牛丼のチェーン店やハンバーガーショップのようなファストフードは別として、注文してから料理が運ばれてくるまで時間はもう少しかかります。店までの往復、場合によっては並ぶ時間も考えると、あらかじめ買い込んでおいた冷凍食品をチンして食べるほうが合理的だと考えています。
 
冷凍食品を電子レンジで解凍する「レンチン生活」を続けているうちに、解凍している間に食器を用意する、インスタント味噌汁を作る、トイレを済ましておくなど、時間を効率的に使えるようになったので、初期の頃に感じていたイライラはなくなりました。ダイエットに取り組んでおられる方は、ランチ前の腹ごなしとして、短時間でできるエクササイズを取り入れるのもアリかもしれません(と適当なことを言ってみる)。
 
豊富な野菜・フルーツ
野菜不足な感は否めない
 
栄養バランスを考えるうえで、エネルギー源となってくれる炭水化物やタンパク質とは別に、カラダの調子を整えてくれる野菜の存在は欠かせません。しかし、レンジでチンするだけの調理済みの冷凍食品に限ってみると、野菜が多く入ったラーメン類や、お弁当用の惣菜としておひたしや和え物は見られるものの、全体的に炭水化物メイン、フライやカツなどの肉系おかずの冷凍食品が多いという印象です。
 
私が大の野菜好き(と言ってもベジタリアンやヴィーガンではありませんが)ということもあり、野菜が足りないと思ったときは、出来合いのサラダやカット野菜を買ってきては、ドレッシングをかけて食べています。衛生面で難しいのかもしれませんが、冷凍食品にも自然解凍で食べられる生野菜サラダが出るといいなと、冷凍・解凍技術のさらなる向上に期待しています。
 
 
いっぽう、調理素材としての冷凍野菜は種類も豊富で、ブロッコリーやスイートコーンなどは「ちょい足し要員」として、パスタやグラタンに飾りつけると、彩りや食感もオンされるのでよく使っています。冷凍ほうれん草は醤油や麺つゆをかけ、軽くレンジでチンすれば即席のおひたしが作れますし、ひと手間を惜しまなければ野菜不足も解消されます。
 
冷凍食品のチャーハンやお弁当向けおかずの味が濃いという話もよく聞こえてきますが、ここでも冷凍野菜は活躍してくれることでしょう。適度に活用することで味付けも中和され、全体の嵩増しにもなりますし、栄養バランスも良くなります。
 

炎天下で溶けるソフトクリーム
持ち運びや保管に難がある
 
冷凍食品の最大の弱点とも言えるのが、持ち運びしている間に溶けてしまうというもの。特に夏場はドライアイスや保冷バッグ無くして、長時間の移動はできません。
 
2020年7月よりレジ袋の有料化が義務付けられましたが、私は以前より保冷バックを普段使いのマイバックとして持ち歩いています。買い物する際はドライアイスを提供していないお店もあるので、凍らせておいた保冷剤を保冷バックに入れておきます。
 
 
また、保存食のひとつに挙げられる冷凍食品ですが、缶詰やレトルト食品等と決定的に違うのが常温保存ができないということ。家庭用冷蔵庫の冷凍室のキャパシティには限界がありますし、停電が発生すれば駄目になってしまいます。他の保存食よりもスパンの短いローリングストックが必要です。
 
 
袋を開封したものは食品に霜や冷凍質の臭いが付きやすいので、より早めに使うことを推奨いたします。
 
疲れて帰って来てご飯を作る気力がない時や、天候不順で買い物に行きたくない日などは、積極的に冷凍食品のストックを使っていきましょう。
冷凍食品生活を通して生じた変化
冷凍食品の新商品を待ち焦がれる女子高生
新商品が待ち遠しくなった
 
さて、習慣とは恐ろしいもので、冷凍食品を食べ続けていると、今日は新商品が出ていないか、見たことのない商品が並んでいないか、スーパーに行くたびに冷凍ショーケースをくまなく探すようになりました。とくに好きなチャーハンの新商品が出た時はすぐに手がニュッと伸びます!
 
スーパーに並ぶ冷凍食品は春(3月ごろ)と秋(9月ごろ)に新商品が多く出るので、冷食ファンにとってはこの時期、まさにフィーバー状態(?)です。と同時に製造終了となる冷凍食品もあるわけで、去りゆくお気に入りの商品との別れを惜しむ季節でもあります。
 
 
なかにはリニューアル商品というものもあって、ユーザーの声を受けて味が改良されていたり、具の量や種類がプラスされていたりします。ビフォー&アフターで同時に食べ比べてみないと違いがわからないかもしれませんが、冷食ファンとしては進化を体感すべくリトライしたくなります。
 
冷凍食品のパッケージに記載された調理方法
自己責任で判断するように
 
冷凍食品を美味しく食べる基本的なコツは「商品のパッケージの説明をよく読む」ことです。電子レンジ調理ひとつ取っても、袋のまま温められるのか、ラップをかけるのか否か、何個まで同時に温められるか、個数やW(ワット)数に応じた調理時間は?──などなど、商品によって方法は異なります。冷食ビジターはパッケージの注意書きを忠実になぞったほうがいいでしょう。
 
私も最初はパッケージ通りにやっておりましたが、冷食生活に慣れてくると、少しずつ我流を出すようになりました。
 
例えば、パッケージに記載された電子レンジでの調理時間はほとんど500Wまたは600Wの製品を基準にしていますが、私の勤めている会社の食堂に置いてある電子レンジは700W。いちいち別のフロアにある500Wの電子レンジに解凍しに行くのも面倒なので、500Wで解凍に3分かかる冷凍食品は、700Wなら2分10秒くらいと変換して加熱します。変換式もありますが、パッケージの調理時間を入力すると指定のワット数に変換してくれるアプリ等を使うのも便利でしょう。
 

居酒屋で出される業務用冷凍食品の焼き鳥のイメージ
業務用にも手を出し始める
 
一般的なスーパーで売られている家庭向けの冷凍食品(市販用冷凍食品とも呼ばれています)よりも、大衆食堂や居酒屋、ホテル、学校の給食室や介護施設等に納入される業務用冷凍食品のほうが、より種類も多くバラエティに富んでいます。
 
たとえば業務用冷凍食品には、卵の黄身のような形をした「きみぷち」という冷凍の卵黄風ソースがあり、コンビニエンスストアのチルドメニューなどに使われています。一般のスーパーには置いていないので、どうしても使いたくなって業務用ネットショップで購入したことがあります。
 

 
 
コロナウィルスによる自粛期間中は、パスタやチャーハンなど温めればすぐに食べられる家庭用の冷凍食品が飛ぶように売れましたが、業務用冷凍食品は外食産業が大打撃を受けて散々たるものでした。近年の業務スーパーの躍進に加え、今回の騒動で賞味期限が近くなった業務用冷凍食品が一般向けに安く販売されるようになり、家庭用と業務用の垣根が無くなってきているように思えます。
おわりに
元々この記事は「FAN FUN FROZEN」のオープン時に「冷凍食品を1年間食べ続けてわかったこと」というタイトルでアップしたものです。次第にこのページは「毎日冷凍食品」「冷凍食品だけで生活」等と検索すると、上位に表示されるようになりました。
 
「冷凍食品だけで生活」は言い過ぎですが、「毎日冷凍食品」と言うのは、私がほとんど毎日、何らかの冷凍食品を食べているので間違いではないです。では、なぜそんなことを始めたのか?
 
「FAN FUN FROZEN」のスタンスとしては、上手に冷凍食品を活用してQOL(生活の質)を上げてほしいというところにあります。「こんな冷凍食品がありますよ」「こんな食べ方をするとより美味しくなりますよ」という情報を発信するためには、実食を通した言葉でないと説得力に欠ける。そう思って、より多くの冷凍食品を体験しようと、自分のお小遣いの範囲でならメニューを自由に決められる昼食にかぎって冷凍食品を食べるという生活を始め、現在に至ります。
 
 
とりとめもない話になってしまいましたが、確実に言えることは、冷凍食品のおかげで私のランチタイムは確実に楽しいものになった、ということ。この体験談を読んだ皆さまが、少しでも冷凍食品を食べてみたくなったのであれば幸いです。
 
なお、私や他の編集部員が毎日のように食べている冷凍食品はTwitterで公開しておりますので、興味のある方は「FAN FUN FROZEN」編集部(@FAN_FUN_FROZEN)のアカウントを覗いてみてください。
 
この記事のまとめ
 
● 冷凍食品は種類が豊富で、選ぶのが楽しい
 
● 解凍する間にすべての準備を終わらせよう
 
● 冷凍野菜を活用すれば栄養のバランスは取れる
 
● プロ監修の冷凍食品なら、手軽に外食気分が味わえる
 
● 新作に敏感になれば、もはや立派な冷食ファン
※このページで使用されている写真はイメージです。

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