上記の特定原材料7品目の他にも、食物アレルギーの症例が比較的多い原材料があります。これらは「特定原材料に準ずるもの」として、出来る限り表示することが推奨されています。
2020年11月現在で21品目(アーモンド、いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、バナナ、やまいも、カシューナッツ、もも、ごま、さば、さけ、いか、鶏肉、りんご、まつたけ、あわび、オレンジ、牛肉、ゼラチン、豚肉)が挙げられています。
調理食品で28品目すべてを使わないとなるとかなり大変です。まず、日本でおもに食されている肉(牛・豚・鶏)はすべて使えない。牛乳の代替食である豆乳も、大豆が該当するので使えない。魚介類やナッツ・果物も使えないものが多い。
こうなると、作れる料理もおのずと限定されてきますが、28品目不使用の冷凍食品は、食物アレルギーを持つ多くの人々の食生活を救ってくれています。(28品目以外のアレルギーをお持ちの方もいるので、難しいところですが……)